【ソニー ウォークマン】ZXシリーズ登場

ソニーウォークマンが、2機種、発売いたしました。

上位クラスのZXシリーズ、中間帯のAシリーズです。

どちらにも共通する特徴は、フラッグシップモデルであるWM1シリーズの革新的要素が、これら下位モデルにも搭載されはじめた点です。
こうした技術の下位モデルへの下降は、本カテゴリーにおける次なる一手のきっかけとなるものでもあります。

それが次なる革新となるのか、それとも横ばい的推移となるのか、あるいは勇退の道となるのか、この時点ではわかりません。

スマートホンがウォークマン機能を吸収しうる側面をもつ状況の中で、それでもこうして同化しえないのは、そこに鋭利な部分があるからだ、ということもできます。流通過程の変革影響を受けがたい商品でもあり、その変化を捉えた一手も見えにくいものではありますが、昨今のSNSの進化を利用すれば、より尖った、革新的商品を開発し、「わかってくれる人」に届ける、ということも想定されます。

こうした生産と流通の技術に規定されながら、一方で、この、「ウォークマン」という市場、カテゴリー、文化、意味、ブランドの構築に寄与してきたソニーの次の一手は、これまでのソニーの歴史が示すように、革新の道に間違いはない、と考えます。

今回導入された2商品は、フラッグシップモデルWM1シリーズで使用されている革新的要素が、より一般化する形で、つまり手の届きやすい価格帯の商品となって、わたしたちの前に登場することになった、ということです。

 

●ZXシリーズ

2019年のZX500の後継機種にあたります。

Android12を搭載、5インチディスプレイ、ロングバッテリー化を実現しています。

DSDリマスタリングエンジンによってアナログに近い音を実現。

 

DSEE Ultimate によってハイレゾ級の高音質にアップスケーリングしております。

 

ストリーミングアプリにも対応しています。

何と言っても、フラッグシップモデルWM1シリーズに用いられているパーツ技術が導入されているにも関わらず、この価格帯を実現している点が興味深いです。

・アルミ切削筐体・シャーシにより、高鋼性と低インピーダンス化を両立、伸びのある透明感を実現

・無酸素銅切削ブロックを採用することでクリアな音質を実現

・FTCAP3をオーディオブロックの電源バイパスコンデンサに採用

 

・金を添加した「高音質はんだ」を使用

・φ4.4mmのヘッドホンジャックを採用することで接続の安定性を確保。左右の音を完全分離するバランス出力を搭載

などなど、フラッグシップモデルに搭載されている技術がおおいに応用されているのです。

ソニーストアより購入できますので、ぜひご検討ください。

 

なお、Aシリーズは、筐体にかかわるパーツを、同じくWM1シリーズの応用として搭載しております。
ZXシリーズよりも廉価に購入できますので、こちらも検討の余地あり、かと思います。

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